青汁工場見学

こだわりぬいた“大麦若葉青汁”

 現在、世の中には多くの青汁商品が発売されておりますが、新しく青汁を商品化するにあたり、“他にはないこだわり抜いた青汁”を生み出すため、様々な種類の青汁を試飲し、成分や配合などを徹底的に比較検討してまいりました。特にこだわった点は、青汁の主原料となる大麦若葉の質を最大限高めることでした。
 大麦若葉から栄養素をしっかりと摂るために、“搾汁タイプ”の青汁を選択しました。大麦若葉は栄養価の高い野菜ですが、葉の繊維が硬いため、そのまま葉を粉砕して作った青汁では、飲んでもなかなか栄養素を吸収することができません。そこで、栄養素をしっかり摂るために、葉から繊維を取り除いて青汁エキスを抽出する搾汁タイプにこだわりました。

大麦若葉の契約農家の農場を見学

 原料の大麦若葉は、北九州で栽培されており、現地で製造しております。“見渡す限り一面の大麦若葉の畑・・”のような風景をイメージしておりましたが、実際には100~200m四方の畑が所々にあり、全体で45ヘクタールの広さ。その畑を契約農家の方々が、それぞれ分かれて管理しています。一か所に大きく畑を集中させるよりも、分散化させて畑を管理した方が、天災や害虫などのリスクに強いというメリットがあるようです。
 9月頃から種まきをはじめて、11月の後半から3月末まで収穫を行うそうです。主に冬の間に収穫を行い、夏の間は他の作物を育てたりせず、雑草取りや土壌管理に充てられるそうです。
 大麦若葉の畑では、化学肥料や農薬を一切使用しないで栽培をしています。そのため、製造工場では農林水産省の厳しい審査にパスした有機JASマークの認定を受けております。
「もし近くで農薬を使用している農家がいたら、農薬が風で飛んできて、せっかくの有機栽培が台無しになってしまわないですか?」と質問したところ、「有機JASの検査では、私たちの畑だけでなく、周りの畑などの環境もチェックするんですよ」と、徹底したチェック基準で、審査も厳しいものなのだと感じました。
 冬の間に栽培する理由は、無農薬栽培なので、できるだけ害虫の発生しにくい時期にするためでもあります。それでも、畑をよく見てみると、葉にてんとう虫などの虫が付いているのを発見しました。でも、これこそ無農薬の証拠でもあります。
有機栽培
 葉の刈り取りの現場にも立ち会わせていただいたのですが、刈り取りは朝から行われ、その日のうちに工場に運ばれて製造ラインに乗せられます。刈り取った新鮮な大麦若葉を、その日のうちに加工してしまうスピードも高品質の証しです。
 葉は根元から数センチのところから切り取られていますが、この切り取られて残った部分からは、数週間で新しい葉が育ち、2回目の収穫が行えます。2回目の葉の方が太くて大きい葉が育つそうです。そして、この2回目の葉を大きく育てるための方策には“麦踏み”にあります。
 刈り取られた後の葉を慎重に踏まないようにしていた私に、契約農家の方が「どんどん踏んで構いませんよ!その方が丈夫な麦が育ちますから」遠慮せず踏みつけた方が良いということを教えてもらいました。
大麦若葉

手間暇かけて丹念に育てられた大麦若葉

 良質な大麦若葉を育てるには、大きく5つのポイントがあります。

①気候

産地は温暖な瀬戸内気候ですが、準日本海側のため、冬は気温が低くなる特徴があります。この適度に寒くなることで、大麦若葉が冬の間の栄養素を蓄えようとして、栄養価の高い状態で収穫できます。

②土壌

大麦若葉の栽培は、たい肥作りからはじまります。そのため、夏の間は作物を作らず、何度も耕して土作りをしています。

③種子

数ある大麦若葉の中でも厳選した品種を使用しており、普通の大麦若葉より葉が大きく肉厚で、しっとり柔らかいのが特徴です。種は昭和30年代に作られた、他では手に入らない貴重な品種で、“幻の大麦若葉”と呼ばれています。

④肥料

夏の間に完熟たい肥を散布し、土壌に栄養を与えます。牛のたい肥を使用しており、牛に与えるエサは、工場で搾り切った大麦若葉の繊維を使用。大麦若葉は無駄なく循環しています。

⑤管理

契約農家の方が、生育状況や雑草などの畑の様子を毎日確認して、手間暇をかけて栽培しています。収穫された大麦若葉は、その日のうちに工場に運ばれて、製造ラインに乗せられます。

実際の製造工場の中で商品が出来上がるまでには、以下のような工程を踏んでいます。

丁寧にいくつもの工程を経て作られた大麦若葉青汁

a.洗浄

畑から運ばれてきた大麦若葉は、工場の洗浄層で泥や汚れを落とします。第1洗浄槽から第4洗浄槽と、4つの槽を通過しながら、1日500トンもの水を使用して洗浄されていきます。

b.粉砕

きれいになった大麦若葉は、裁断されて搾りやすくするために粉砕されます。

c.搾汁

硬い繊維の中から栄養素を搾り出すために搾汁に入ります。

d.濃縮冷却

搾汁された青汁は、大まかに水分を飛ばして濃縮・冷却され、別の建屋にある乾燥装置に運ばれます。

e.低温噴霧乾燥

搾汁された青汁は、低温噴霧乾燥させます。高さ18mある大きなドラム状のタワーの中で、上から霧状に噴霧させ、低温の風でゆっくりと乾燥させてエキス末に仕上げるという特殊製法です。手間暇かけて低温でゆっくり乾燥させることで、酵素などの栄養素が生きた状態でエキス末になります。

f.充填包装

最後は充填包装されます。全ての工程を収穫されたその日のうちに行うことで、栄養価の高い青汁を作ることが可能になり、独自の製法によって高い品質が得られているのです。
このように、丹念にいくつもの工程を経て作られた大麦若葉青汁。ぜひ皆さまの健康にお役立てください。